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婦人科診療つれづれ

第15回「思春期」
2009年04月20日
桜も散り町中に春の光があふれています。
今回は”春を思う”と書き表す「思春期」について

この時期に異性を意識し始めると考えると「思春期」という言葉はまさにピッタリ。女性のサイクルでは次に続く時期を「性成熟期」と呼称しますので、それに比べ「思春期」という名称はいかにも文学的です。でもちゃんとした医学用語。英訳してしまうと「春を思う」というニュアンスはありません。
詳しい定義としては・・・
「第二次性徴の出現に始まり、初潮を経て月経周期がほぼ順調になるまで」
第二次性徴とはいわゆる女らしさです。
生まれて間もない赤ちゃんはうつぶせに寝かされていると裸でも男女の区別はつきませんが、仰向けにすると一目瞭然。生まれつき性別がわかる部位に第一次性徴が表れています。ところが第二次性徴が出現するとうしろ姿であってもその丸みを帯びたボディラインから女の子とわかるようになります。
この時期、脳下垂体という場所から卵巣を刺激するホルモンが分泌されるようになり、卵巣が反応してエストロゲンの分泌が急増します。このエストロゲンが女らしさを作り、子宮内膜を厚く育てて月経を起こすのです。
やがて卵巣刺激ホルモンは複雑なリズムをもった律動的分泌を始め、排卵現象が始まります。

成熟のスパートがいつかかるか?は個人差の大きいところ。
既に排卵している中学生もいれば、高校に入ってやっと初潮を迎える人もいます。
いずれにせよ、変化の大きい女性の一生の中でも最もダイナミックな変動が起きる時期が思春期です。
春たけなわのこの時期、あなたの過ぎ去りし思春期に思いを馳せてみませんか。
(由美子)

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