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婦人科診療つれづれ

第16回「インフルエンザ対策は”思いやり”」
2009年09月03日
 短い夏が終わりを迎えようとしている今、”新型インフルエンザにどう備えるか”という報道が毎日のように繰り返されています。夏の間にも感染者は増え続け、流行の季節に入れば妊婦さんの感染者も多くなるはず。
 妊娠中にインフルエンザにかかると、肺炎を引き起こすなど重症化が心配される上に、母体の消耗により胎児への悪影響も考えられます。
 そこで米国では妊娠時期に拘らず、妊婦さんへのワクチン接種が勧められてきましたが日本では慎重な態度で、今回も優先順位の上位に入るかどうかは未定です。
 万が一、感染した場合の抗インフルエンザ薬の投与、また感染者と濃厚接触した場合の薬の予防投与は、主治医と相談の上行ってよいとされています。治療に積極的な米国のガイドラインによると、赤ちゃんへの有害な副作用の報告はないとされているのです。
 でも一番大切なのはひとりひとりの思いやり。「もしかして・・・」と思ったとき、あるいは家族がかかってしまったとき、自分のところで感染を食い止めようという意志を持ちましょう。想像力をたくましくして、自分の都合で無理をした場合の感染の拡がりを考えてみましょう。妊婦さんを含め弱い人たちを守ろうという優しい気持ちを持ってこの流行の波を静かに乗り越えましょう。
(由美子)

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