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婦人科診療つれづれ

第18回「第二の人生のスタート?!(その1)」
2010年06月18日
”人生五十年”とは戦国時代の話かと思っていましたが、日本人の平均寿命が男女共に五十才を超えたのは戦争(太平洋戦争)が終わってからようやく・・・のことだったそうです。半世紀の間に女性の平均寿命は三十才以上延びました。そのためメノポーズ(閉経)以降のライフスタイルを真剣に考える時代となったのです。
 女性ホルモンが減れば人生の秋から冬へ。気力・体力の衰えは自然の摂理ですが、今の女性は前向きで良い意味で貪欲です。ホルモン低下による症状にはホルモン補充で対応するというのは、シンプルでわかりやすい考え方でしょう。
けれども日本で「ホルモン補充療法」が紹介された当初は、自然に減るものを無理やりとり入れるのは体に良くないのでは?という不安があり、乳癌や血栓性疾患が増えるという海外の報告の影響も大きく、日本での普及はかなり遅れました。しかし不安をあおった海外での研究データは再検討され(有益性を上回るほどのリスクはないという結果)安全な投与量や様々なとり入れルートが研究された今、再びその重要性が見直されています。
卵巣寿命と身体の寿命にズレが生じているという事実をふまえると、閉経後も健康に暮らし、生活の質を維持するためには適切なホルモン補充はむしろ理にかなっていると言えるのかもしれません。
次回はその具体的な方法についてご紹介しましょう。
(由美子)

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