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リプロダクション豆知識

第1回「潜在性高プロラクチン血症について」
2003年08月01日
このコーナーでは
このコーナーでは不妊症や不育症に関する問題のなかで毎回ひとつのテーマをとりあげて一言アドバイスをしてゆきたいと思います。第一回は「潜在性高プロラクチン血症」です。これを取り上げた理由は、すでに不妊症や不育症の検査や治療を行なっている方のなかでもこの病名や検査について知らない方が以外に多いように思うからです。「基礎体温で高温期が不安定なのが気になる・・・」、「一人出来たけど二人目がなかなか・・・」、「流産を繰り返すのでこれから検査を受けたい・・・」と考えておられる方は是非一読ください。

プロラクチンとは
プロラクチンとは脳下垂体より分泌されるホルモンです。別名、乳腺刺激ホルモンといわれます。このホルモンが高いと排卵障害や黄体機能不全になります。黄体機能不全は着床障害や流産の原因になります。プロラクチンはストレスや運動などにより容易に変化するホルモンです。と同時に、日内変動もみられ、日中の血液検査でプロラクチン値は異常なしと言われても、実際には夜間・睡眠時にホルモンが高かったりする人がいます。そこで負荷テストという検査をする訳です。

負荷テストでは
負荷テストではホルモンの分泌を促す薬を注射し、その刺激によりどの位ホルモンが変化したかを調べます。プロラクチン負荷テストにはTRH注射液という薬を用いています。まず血液を採り、その時に薬を注射します。すこしむかつきがありますがしばらく休んでいると次第に治まります。30分後にもう一度血を採って検査は終了です。前後の値をみて潜在性高プロラクチン血症であるかないかを診断します(この診断基準は施設や医師により差がみられます)。

もしも
もしも検査の結果「潜在性高プロラクチン血症」と診断されたらプロラクチンを下げる薬を飲みます。経験的にはこれが不妊症や不育症の原因であった場合、薬を使用しはじめてから2〜3周期の結構早い時期に良い結果がでるように思います。ただし薬は漫然と服用するのではなくプロラクチンの値を測定しながらの方が良いと思います。なお検査は保険が適応されますが、窓口で4000〜5000円の支払いが必要になります。
(淳)

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