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リプロダクション豆知識

第9回「不妊症の1次検査 (供法
2006年08月23日
前回のつづきです。
  
だ艮娶〆(3〜5日の禁欲後)

 前回の精子の話(供砲旅爐鮖仮箸靴討ださい。

ネ駛Δ糧育、子宮や卵巣の状態などをモニターに映し出す経腟超音波診断

 経腟超音波診断により骨盤腔の微細な変化が手にとるように画面に映し出されます。月経期には5mm程の卵胞が、排卵期には20mm程になり、さらに排卵により嚢胞様な像が消失する様子を正確にモニターすることができます。また、卵巣に多数の中小卵胞が見られる多嚢胞卵巣(PCO)、チョコレート嚢胞、卵巣腫瘍なども診断できます。

頚管粘液検査(排卵期のみ)

 頚管粘液は排卵数日前から徐々に増量し、最終低温日頃に0.3〜0.4mlに達し水様透明となり水飴の様に粘液が糸を引く様子となります。このような定型的な変化が認められる粘液は精子の遡上に適しているとされています。超音波により卵胞の発育を確認し排卵日頃頚管粘液を採取します。

Ε奸璽福璽謄好(排卵期のみ)

 排卵日頃の早朝(当院では前夜としています)に性交し、頚管粘液中の精子数を調べます。運動精子が多数見られる場合には妊娠の可能性が高まります。精子と頚管粘液との適合性を調べます。精子が少ない場合には抗精子抗体の検査を行います。

抗精子抗体(SIT)

 従来から多種類の抗精子抗体が存在し、さまざまな特徴を持つ抗体の集合であることが知られています。当院では、多くの抗精子抗体の中の「精子不動化抗体」を調べています。たとえば、精子細胞膜上には約100個のタンパクの存在が知られており、精子に暴露された女性が程度の差はあれ、いずれかの精子細胞膜タンパクを抗原とし、対応する抗体(抗精子抗体)を産生しても不思議ではありません。抗精子抗体による不妊症発生のメカニズムとしては、頸管粘液や子宮から卵管内における精子通過障害、あるいは受精障害などのほか、受精後の胚発生障害・受精卵に移行した精子抗原に対する細胞性免疫による着床障害を示唆する報告があります。

Щ匍椶侶舛藩餞匹猟眠畧を調べる子宮卵管造影(月経の7〜10日頃)

 月経直後に行うレントゲンの検査である子宮卵管造影は子宮頚管の入口から造影剤を注入し、子宮腔や卵管の形を見るものです。造影剤が狭い卵管を通るときに多少痛みを感じます。検査を受けただけで妊娠したという人もいるくらいで、造影剤が卵管のすべりをよくするようです。治療を兼ねた検査でもあります。子宮の入口から薬液を注入する通水法や炭酸ガスを注入する通気法でも卵管の通過性はある程度わかりますが、子宮腔や卵管腔の形態はわかりません。当院では油性造影剤を用いているので検査翌日に腹部のレントゲンを一枚撮影します。卵管周囲癒着、卵管瘤水腫などが診断できます。
(胚培養士 小野 浩子)

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